向かい風が当たり前

【Give me a minute, I'm good. Give me an hour, I'm great. Give me six months, I'm unbeatable.】 and 【Every time is a big moment.】

山梨日帰り 工場見学 サントリー白秋蒸留所

さくらんぼ狩りは11時には終了。
そのまま帰宅するのも勿体無いので、サントリー白秋蒸留所に行くことにした。ここは工場見学ができる。
もう一つの候補はサントリーのすぐ近くにあるシャトレーゼの工場。こちらはアイスクリームの試食もできる。しかし、今日は父の日。わたしの要望で行き先はもちろんサントリー


まずは天然水(南アルプス天然水)の工場ツアーガイドに参加。
平成教育学院で見るような製作工程を見学し(凄いオートメーション化がされていた)、その後、試飲コーナーへ。
試飲コーナーではVittel(硬水)と南アルプス天然水(軟水)を飲み比べて味の違いを体感。
わたしは硬水の方が好き。だって自転車乗りだし。
でもウィスキーの水割りに使うのは軟水の方が良いとの事。ウィスキーの味を濁さないからだそうだ。
ウィスキーの試飲もできたが、ドライバーだったので我慢。


次にもちろんウィスキー蒸留所のガイドツアーにも参加。
これが予想以上に面白い。
発酵→蒸留→熟成の工程は知っていたが、もうひとつ重要な工程、リチャーというのがあるのを学んだ。
リチャー(re-char)つまり、ウィスキーの熟成(貯蔵)に使う樽の内側を焦がすこと。
ウィスキーは樽の中で樽の成分によって熟成させられる。ところが30年も同じ樽を使っていると樽の成分の力が弱ってきて使い物にならなくなるらしい。
この弱ってきた樽を活性化(再生)させるために樽の内側をバーナーで焼く。
このバーナーで焼く時にでる炎の色が凄い。

最初は樽にしみ込んでいるアルコール分が燃えるので炎の色は青白い。
しかし、アルコール分が飛ぶと樽が焦げてくるので炎がオレンジ色に変わる。

(リチャー:作業全景)



(左は初期:エタノールが燃える青白い炎→中間→右がほぼ最終:樽の内側が焦げるオレンジの炎)
そして、更に凄いのが炎を水で消す時に発生する蒸気の香り。これが樽の香りというか、ほのかなウィスキーの香りというか、凄くいい香り。この香りは一度体験するべき。
そして貯蔵所の中のウィスキーの香り。これも言葉では表現できない。体験して自分で感じるべき。
もちろん、試飲もできる。サントリー白秋12年ものを南アルプス天然水で作った氷と水で割って飲むことができる。そしてサントリー山崎の水割りも飲めて味の比較も出来る。
だけど、ドライバーのわたしは飲めなかった。。。
とにかく、ウィスキーができるまでの工程を五感で感じることが出来る。
お酒の飲めない娘達も楽しんでいた。
これはお奨め。


この山梨のさくらんぼ狩り+αは来年も行きたい。