向かい風が当たり前

【Give me a minute, I'm good. Give me an hour, I'm great. Give me six months, I'm unbeatable.】 and 【Every time is a big moment.】

鉄道博物館

今日は先日の土曜日出勤の振替休日。前々から一度行きたかった大宮の鉄道博物館に一人で行った。
お目当てはただ一つ。D51のシミュレーター。

開場の約30分前に到着したら既に20人程度が並んでいた。
D51シミュレーターの定員は午前13名、午後14名。これはまずいか?午後になるのか?
と心配した。
しかし、開場となると、シミュレーターに向かうのは私一人。無事、余裕で予約できた。


受付を終了し、まずは操作説明のビデオを見ながら時間が来るのを待っていた。
「それでは始めましょう。」
係の人に呼ばれて軍手を装着し、D51の運転座席に座った。
運転席はリアル。古めかしい圧力計、蒸気の流量計、水位計、真鍮のレバーと黒光りした金属ボディー、そして油の臭いまでまるで本物。
←運転席←水位計
係の人に計器と操作方法を教えてもらいながら、出発進行!!
D51の運転方法は今の電車の運転方法と全く違う。電車でGOのようにマスコンで動かすのかと思っていたが、実際はもっと複雑だった。
逆転器をミッドから前進方向に回し、
ドレインコックを閉じて、バイパスコックを閉じる。すると、蒸気の吹出し音が停止し、
ブレーキレバーが二つあって、一つは連結車両全体のブレーキ、もう一つは機関車単体のブレーキでこのブレーキレバーを解除すると、ブレーキを保持していたエアー弁が開いてプシュー!!ってエアーが抜ける音がしてエアーの圧力ゲージがゼロになって、
これで出発進行!ということで、汽笛を「ブオー!!」って鳴らして
加減器を引くと、
数秒たってから、


「ガタン!」


って本当に運転席が揺れて、続いて、良く聞く「ッシュッシュッシュッシュ」っていう機関車が走る音がしながら景色が動き始めて、、、ポイント部で「ガタガタッ」と本当に運転席が揺れて、


これが凄いの何のって、もう本物のD51を運転している気分。凄い!!凄すぎる!!リアル!!
リアルで運転も難しい。
15分程度で2駅区間を運転できて500円。あまりに感動したので、午後の部も予約してしまった。


2回目を待っているとき、他のお客さんの運転を見ていると、かなり通っていると思われる若そうな奥さんがこれまた、上手い。警笛を鳴らすタイミングから絵になっていた。相当通っているな。
シミュレーター横ではビデオでの運転方法説明が流されていた。
運転しているのはおじいさん(65歳か70歳くらいだろうか)
この人の動作が実に無駄が無い。流れるような動き。
あれだけわたしが苦労した運転もいとも簡単そうに自然体で運転していた。さすがプロ。見とれた。

2回目のわたしの運転もぎこちなかったが、感動しながら終了。


昔の機械は触ったことも無いのに、目の前で触れるとなんともいえない感動を感じる。
ものづくり日本の魂と活力も感じる。
今の時代は便利になりすぎたんだなぁ。


その他、昔の車両も沢山展示されていた。

こちらは京浜東北線のシミュレーター。これは車体も揺れないし、電車でGOの実寸版のイメージ。たいしたことはない。


鉄道博物館