向かい風が当たり前

【Give me a minute, I'm good. Give me an hour, I'm great. Give me six months, I'm unbeatable.】 and 【Every time is a big moment.】

本当に乗らんぞ

フリーフォールです。
こいつです。


TDSのタワー オブ テラーに乗ったことはあるのですが、飾り気の無いストレートなフリーフォールに乗るのは今日が初めてでした。
もう、絶対に乗らんぞ。
高さ107mからの急降下です。ジェットコースターならかなりの強度にでも耐えれるのですが、これは耐えれません。本当に恐怖を感じました。タワー オブ テラーでもこんなには怖くなかった。今、思い出しただけでも心臓と肺が痛くなります。もう、嫌だ。自転車で180km引き回しの刑の方が楽です。あ〜、嫌だ。
タワー オブ テラーと大きく違うのは、こちらは景色が見えることです。107mですよ。高いです。上に上がっていく過程で高所恐怖を感じてしまうのです。あ〜、怖い。落ちそう。この段階で助けてくれ〜と叫びたくなりました。あ〜、怖い。
そして、このとき、ただ椅子に座っているだけなのです。もちろん、セイフティバーがありますが、タワー・・・と違うのは、足がブラブラと地に付いていないのです。タワー・・・・は少なくともエレベーターが動く設定なので、足が床に着いていますよね。こちらはブラブラなのです。落ちそうな恐怖感を感じます。あ〜怖い。
そして、107mですよ。わたしの現勤務先の煙突でも高さ85mなのに。。。。
落下開始までにその高さで数秒止まりますよね。そのとき、どこを持っておくと良いか、わたしは探すのですよ。でも、持てるところはセイフティバーしか有りません。何所を持っても落ち着かないのですよ。あ〜怖い。


さて、そこからいよいよ落下です。本当にフリーに落下ですよ。ジェットコースターのように何かに接しながら落ちていくのとは違います。生まれて初めてGを感じました。F=Mgです。ニュートンの法則ですよ。M:体重=58.8kg、g:加速度(ここでは地球の重力加速度)=9.8m/sec2、摩擦力、空気抵抗を無視すると、576Nの力ですよ。
(ん、でもこの時、わたしは椅子に固定されていたので、実際には椅子の重さ分の力が更に加わったのか??よう分からん。)
とにかく、生まれて初めて強烈なGを感じました。怖くても娘の横で声を出すのはかっこ悪いなぁと思っていたのは甘かった。Gが凄くて、声を出せませんでした。息も止まりました。心臓も止まった・・・はずはないですが、心拍は200bpm以上に跳ね上がったと思う。あ〜怖い。
落下時間は僅か数秒でした。しかし長かった。人間、恐怖が絶頂になると周りの景色が遅くなると言われることがありますが、それを実感しました。長かった。
F1ドライバーとか、最新鋭戦闘機のパイロットはこれよりも遥かに高いGを受けていると思うと、やはり彼らは凄い。人間とは思えません。わたしが高校生だった頃、一度はF15のパイロットになるのを夢見た時代がありました。(母から止めてくれと言われて断念したのですが。。)F15のパイロットになるにはあれ以上のGを克服しなければならないとは・・・・


なんでこんなに怖い物のに乗ったのでしょう?
これは長女が絶叫、スピード系が大好きだからなのです。彼女はタワー・・・なんて全く気にしません。寧ろ、面白いそうです。なんで、こんなにスピードに強い娘になってしまったのでしょう。。。
彼女がまだ幼かった頃(多分、2歳〜4歳の頃)、ママチャリの後ろのチャイルドシートに彼女を固定して坂道を40km/h超で走ったことがありました。おんぶ紐で娘を背中に縛ってMTBで走ったことも有りました。寧ろ、後者の方が多かった(ヘルメットは付けさせていました)。これがまずかったのでしょう・・・多分。


で、帰り間際に長女が言いました。
「もう一回だけ乗せてくれ。」
しかも
「一人では嫌だ。おとうさん付き合って」


ま、またか・・・・


足が動かない。でも乗らないと娘は帰らない。乗るか。。4人掛けの椅子、わたしと長女と他人が二人。その二人も小学生の女の子。こいつら、何なんだ?怖くないのか?
そんな中、一人で顔を引きつらせていてはいかん、、、、でも引きつっていた。多分。


でも乗った。


また、息が止まった。あ〜怖い。もう嫌だ。
娘に言った。「これに乗るというのなら、もうここには連れて来ない」と。


でも多分、また行くんだろうなぁ。あ〜怖い。